読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

コォヒィの文学小話

都内大学に通う国文学生が、自身の読書の記録を中心に、「本」に関する話題を書いています。

「とにかくビール」な直木賞作家、恩田陸のおすすめの”おつまみ”を紹介

第一五六回直木賞を受賞した恩田陸は、受賞の報告を新年会の最中に聞いたそうです。

以下のサイトで、受賞会見の内容を確認することが出来ます。

blogos.com

 

この会見からも伺える通り、恩田は大変な酒好きであるそうですその中でも一番好きな酒は”ビール”だそうで、エッセイに次のように書いています。

 

私はビールが好きである。夜七時に飲み始めて夜中の二時にお開きになるまで(←そんなに長時間飲むなよって)ずっとビールを飲んでいる。つきあいでワインやウイスキーなぞを飲んだりもするが(それはそれでとてもうまい)、そのあとやはりビールが飲みたくなる。ビール党というのはそういうものである。

恩田陸「正しいビール飲みと本格ミステリ作家」) 

 

お酒はなんでもおいしいですが、私はとにかく一年中ビール。日本の春は桜が咲くからうまいし、日本の夏は暑いからうまいし、日本の秋は食べ物がおいしいからうまいし、日本の冬は乾燥してるからうまいです。

恩田陸「深夜の肴」) 

 

私はあまりビールが好きではなく、贔屓の酒と言えばウイスキー。中でもハイボールで飲むのが大好きでして……。それこそ「とにかく一年中ハイボール」で大丈夫です(笑)

 

さて、このように酒好きの恩田ですが、飲むときは、必ず”おつまみ”が必要だと言っています。前掲の「深夜の肴」というエッセイでは、そんな恩田おすすめの”おつまみ”がつらつらと書き連ねられておりますが、「ごはんの合うものは、基本的になんでもつまみになります」、「要するに何でもいいってことですな」と恩田自身が述べている通り、どれもお手軽なものばかりです。

この中から、ちょっと変わった”おつまみ”を二つほど紹介します。

 

……にんじんが冷蔵庫にあればすりおろして胡麻油で炒め、醤油をかけ、ちりめんじゃこを混ぜます。これも熱々はうまい。きゅうりがあれば塩で揉んで、瓶詰のザーサイを刻んで和えるとこれまたいいつまみに。

恩田陸「深夜の肴」)

 

要は「にんじんそぼろ」「きゅうりの塩揉み」ですが、じゃこやザーサイを入れるというのが良いですねぇ(笑)

どれもコンビニで簡単に手に入る材料ですから、よろしければどうぞ。

 

ちなみに、「深夜の肴」には書かれていませんでしたが、恩田の大好物の”おつまみ”として有名なのが”チーズ鱈”でして、「列車でビール 長旅には酒器を連れて」の中では、「北欧に輸出したら売れるのでは」とまで書いております。

 

 

記事を書いていたら、何だか酒が欲しくなってきました(笑)

冷蔵庫をいじくっていたら、幸運なことに”チーズ鱈”を発見しましたので、恩田にならい、これで一杯やることにします。