コォヒィの文学小話

都内大学に通う国文学生が、自身の読書の記録を中心に、「本」に関する話題を書いています。

パクチーも大分日本に馴染みましたね(柚木麻子「ナイルパーチの女子会」)

8月9日はパクチーの日です。由来は語呂合わせで、制定したのは日本パクチー協会だそうです(そんな協会があったとは)

 

さて、日本、特に東京は世界の料理を非常に高いレベルで食べることができると評判だそうです。

 

昨日チャイについて書きましたが、インド料理店も非常に多いです。

hontocoffee117.hatenablog.com

 

ところで、インド料理店とネパール料理店を混同してしまうの私だけでしょうか?(笑)。

と言うより、インド料理とネパール料理の両方を出している店が多い印象です。

 

例えば、私の好きな食べ物にモモとサモサがあります。前者はネパールの蒸し餃子のようなもので、スパイスの風味があり、モチモチとした食感で非常に美味しいです。後者はインドの揚げ物で、具材は基本的にスパイスを効かせたマッシュポテトなどが入っています。

そして、この二つの料理をどちらも提供している店が非常に多いんです。

 

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インドやネパールはスパイスを効かせた独特の風味のある料理が非常に多いです。

このほかにタイ料理やベトナム料理などを加えて、総じてエスニック料理と言いますが、近年日本ではこのエスニック料理が大ブームとなっています。

 

このエスニック料理を語る上で欠かせない食材の一つが、今日が記念日のパクチーです。その独特の風味は「カメムシの匂い」「石鹸の匂い」と言われることもあるくらいで、嫌いな人は本当にダメ。

なんと遺伝子が関係しているという説もあります。

 

tocana.jp

 

山本周五郎賞を受賞した柚木麻子「ナイルパーチの女子会」には、サッポロ一番をアレンジした「ベトナムサッポロ一番、汁なし麺」が出てきます。ここにもしっかりパクチーが入っています。

 

賢介の声とパクチーの香りで、暗い思考の沼から引き上げられた。

「なに怖い顔してるんだよ~。はい。ベトナムサッポロ一番、汁なし麺!」

ごとり、とテーブルに置かれたどんぶりを見下ろす。白い麺が大好きなパクチーで彩られていた。突き動かされるように、箸を取る。

「今、店でベトナムフェアやってるからさ。流行ってるんだ、スタッフの間でこの食べ方」

「賢ちゃん、ほんと、天才だよ」

均一な味わいの麺はするすると胃に入っていく。ライム、ナンプラー、おろしにんにく、胡麻、トムヤムパウダー、コーン、桜エビ、黒胡椒の分量がいずれも丁度良い。酸味と辛味のバランスが体い染み渡るように美味し感じる。

 

なかなか美味しそうですし、真似したくなりますが、ナンプラーやトムヤムパウダーを買っても中々減らなそうですし、ちょっと手が出しづらい気持ちもあります(笑)

 

ナイルパーチの女子会

ナイルパーチの女子会