コォヒィの文学小話

都内大学に通う国文学生が、自身の読書の記録を中心に、「本」に関する話題を書いています。

大切なのは今日なのだ!(チャールズ・ブコウスキー)

本日8月16日はアメリカの詩人、作家チャールズ・ブコウスキーの命日です。

 

基本的にこのブログでは日本の作家を取り上げていますが(私が国文学生なので)、私もたまには海外文学も読みます。シェイクスピアチェーホフなんかは大好きですし、エドガー・アラン・ポーも大抵読みました(これは江戸川乱歩関連)。そのほか諸々……。

 

ポーと言えば、どこで読んだか覚えていませんが、アメリカの文学者で優れているのはポーのみであると書いている本(というより人物)がありました。

確かにブコウスキーの作品は文学ではないかもしれません……というより、ブコウスキーの作品はそのような観点から見るべきではない、と思います(笑)。

 

ただただ読んで、作品のインパクトに、ブコウスキーという人間の凄まじさにぶちのめされて欲しい、というのが一ファンの感想です。

 

さて、ブコウスキーといえば何といっても有名なのは酒に関するエピソード。「ブコウスキーの酔いどれ紀行」なんて題名の著作もあるくらい酒好きのブコウスキー、飲みすぎが原因で潰瘍になり、入院したこともあります。

 

ブコウスキーの酔いどれ紀行」でも彼はひたすら飲み続けています。周りの迷惑なんてお構いなし。「自分でこんな事まで書くのか?!」というほど破天荒な内容で、正直素面でなんて読んでいられません。この本を読むときは負けじとこちらも酒を呷りましょう。

 

ただし飲みすぎにはご注意。酩酊したら本が読めませんし、ブコウスキーのように潰瘍を患って入院でもしたら大変ですから(笑)

 

 

さて、ブコウスキーの死後に発表された作品「死をポケットに入れて」は、晩年の彼の日記です。

ここでも彼は自己に忠実に生きている。ダンディというにはエキセントリックにすぎますし、近くにいられたら大迷惑。だけど男としては、どこか惚れてしまう魅力が武功Sキーにはあります。

その「死をポケットに入れて」に、次の一節があります。

 

行動と挑戦の中にこそ、栄光はあるのだ。死などどうだっていい。大切なのは今日、今日、今日なのだ。

 

どうすればいいかわからず、立ち止まり悩むこともあります。面倒になって放り出す時も。しかし、そんな時はブコウスキーのこの言葉を思い出して、自分に発破をかけています。

 

深読みし過ぎだと、ブコウスキーには笑われそうですが(笑)